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Isolation Ilution

コンタクトジャグリングにアイソレーション(Isolation)と呼ばれるスタイルがあります。
手のひら上でボールが空中に固定されているように魅せる錯覚(Illusion)のことです。
これは他のジャグリングにはないコンタクト(接触)しているがゆえに成せる特有の技なのです。

実際に浮いていないものを浮いているように魅せられることから、アイソレーションとは手品(マジック)やパントマイムと同格な位置付けができるでしょう。

アイソレーションには3つポイントがあります。

・「仕掛け」を見せない。
・目の錯覚を導く対称性。
・しなやかさ。


《その1》「仕掛け」を見せない。
ここでいう「仕掛け」とはボールを支える指のことです。
クリスタルボール後方から親指で挟む 通称サムリフト<Thumb Lift>は、アイソレーションの代表的な技の一つです。
thumb lift
クリスタルボールの裏側を親指と掌 (てのひら) のくぼみに収めてしっかり固定させましょう。

大きいボールの方が周囲から「仕掛け」が見えにくいためアイソレーションに適しています。また、ボールと接触している部分(指)を最小限に抑えて支えることで綺麗なアイソレーションを表現できます。


《サムリフト - Thumblift 編》(UK,2007)
もう片方の手は遊ばせずに補助に徹しましょう。ボールと接触していなくても見えない力をクリスタルボールに与えることでアイソレーションをより映えさせます。これはパントマイムがコンタクトジャグリングにとって必要不可欠な要素である理由です。

では、ボールを持っていない手はどのように補助をしたらよいのでしょうか?




《その2》目の錯覚を導く対称性
対称性Symmetry
  >均等な距離感
  >均等なスピード
  >重力と均等にさせる指力・握力

Synmetry
この写真では上下両手でクリスタルボールを挟んでいるようにみせています。
この状態から、上の手でボールを掴み下の手はボールに触れずに数ミリの空間を作ることも可能ですし、反対に下の手でボールを支え上の手はボールに触れずに数ミリの空間開けているのかもしれません。このように応用の幅を広げることで、対称性Symmetry)の美しさを引き出すことができます。
どちらにしろ、ボールに触れていない手を対称に位置させることでボールが浮いている錯覚(Illusion)を生み出します。


この写真は左右両手の指でボールを固定しているように見えます。
しかし、後方にある親指と、前方にある薬指の2本のみでしっかり固定し、残りの指を均等なスピードで動かすことでクリスタルボールが浮いている錯覚(Illusion)を生み出すことができるのです。

そのためにはボールに対して均等・対称に入れる握力と指力が必要です。
重力に一致した力量が入ったときにはじめて無重力空間が演出できるのです。

・Cory Oliver - Balls to the Wall (US,2010)


・Pilolip - Manipulation Promo (France,2011)

さらに、ボールと指の間に同じ距離をとること(対称性)で錯覚が生まれやすくなります。
手元だけでなく、上級者は身体全体でも対称を描き出しましょう。
Symmetry1  Symmetry2

著名なコンタクトジャグラーたちの背筋が真っ直ぐ伸び姿勢が良いのは身体の核、いわゆる中点がブレていないからなのでしょう。


・2人でシンメトリー(対称性)を表現するコンタクトジャグリング (France,2010)

重力力学(左脳)・空間時間(右脳)を念頭に置いて重心を分け合うという点においてではコンタクトインプロビゼーション(Contact improvisation)にも注目してみましょう。1970年代 米国発のポストモダン系ダンステクニックの一つです。
 What is Contact Improvisation? (ドキュメンタリー ≪英語,2009≫)



《その3》しなやかさ
《その1》《その2》は技術的なお話でしたが、最後は意識についてです。
握力、指力、身体バランスが必要とされるアイソレーションですが、考えすぎてしまうと顔の表情も強張ってしまい、滑らかなプレイで観客を魅了するには適しません。

例えばフィギュアスケートなどの演技では、スピードやアクセルなどの技術力に手足の動きと表情から、ストーリー性のある演技を表現してこそ美しさが完成されるものです。テクニックを身につけるのと同時に、イメージ力を掌握している右脳にしなやかなメッセージを飛ばしてみましょう。

プレイヤーが「浮いている」と思わなければ周囲にも伝わらないもの。

・JCJC4th Free Performance − おこたんぺ。(Tokyo, 2010)


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